活動レポート

レスコンに高校生とブース出展、子ども向けロボット体験講座開催

子どもたちがアームロボット操作体験に挑戦

レスキューロボットコンテスト2024 併催行事「あそぼう!まなぼう!ロボットランド」

神戸サンボーホールで「レスキューロボットコンテスト2024」(通称レスコン)が8月10日、11日に開かれました。同コンテスト実行委員会と神戸市が主催し、高専や大学、社会人などさまざまなチームが参加して行われる救命救助をテーマにしたロボット競技会です。昨年度は「チームロボメイツ」として参加して初出場で予選を突破、本選8チーム中総合5位、ベストチームワーク賞を受賞しました。

今年度は、同コンテストの併催行事で子ども向けイベントの「あそぼう!まなぼう!ロボットランド」に、ロボメイツと神戸市立神戸工科高等学校、神戸市立科学技術高等学校が共同で出展。アームロボット操縦体験を実施しました。

アームロボット操作体験 概要

  • テーマ:「タブレットでプログラミングして、本格的なアームロボットを動かしてみよう!レゴ マインドストームでお菓子つかみに挑戦!」
  • 日時:2024年8月10日(土)、11日(日)10:30~16:00
  • 場所:神戸サンボーホール
  • 対象:小学4年生以上(保護者同伴の場合は小学3年生以下も可)
  • 講師・運営:
     ロボメイツ
     神戸市立神戸工科高等学校生徒会、先生1人
     神戸市立科学技術高等学校電気情報工学科3年レゴロボットEV3班(課題研究)、先生1人

当日の流れ

神戸工科高校

  • ロボットのパーツ組み立て体験
  • マイクロビットを用いたロボット操作体験

科学技術高校

  • アームロボット操作でお菓子取りゲーム
  • ロボットカーの走行体験
  • ロボットを自由に操縦する体験

神戸工科高校

神戸工科高校は、生徒会5人(2年生3人、4年生2人)が参加し、「ロボットのパーツ組み立て体験」と「マイクロビットを用いたロボット操作体験」を担当。参加した子どもたちは、ロボットのパーツに取り付けて組み立てる体験や、タブレットでマイクロビットを操作してアームロボットを動かす体験に挑戦しました。高校生たちは、子どもに付いてやさしく教えていました。

科学技術高校

科学技術高校は、電気情報工学科3年レゴロボットEV3班(課題研究)8人が参加し、「アームロボット操作でお菓子を取るゲーム」「ロボットカーの走行体験」「ロボットを自由に操縦する体験」を担当。
アームロボット操作でお菓子を取るゲームは、お菓子の置き場所やつかむタイミングが重要で、クリアすると好きなお菓子を3つ選べる仕組みです。子どもたちは成功するまで何度も挑戦し、お菓子をもらって喜んでいました。
そのほか、床に黒テープを貼ってコースを作り、ロボットカーを操作して走らせる体験や、ロボットを自由に操縦する体験も実施しました。

イベントを終えて

参加者にアンケートを実施

参加者にアンケートを実施したところ、お子さん自身のほか、保護者の方によるご回答もありました。

  1. 楽しかった 100%
  2. ロボット工作が面白かった 100%
  3. この講座でロボットに興味を持った 100%
  4. 分かりやすかった 89%
  5. プログラミングが面白かった 94%
  6. またイベントがあったら参加したい 94%

という結果になりました。

面白かったこと、楽しかったこと、よかった点

  • PCを使って本当のプログラミングを体験できた
  • 実際にロボットを作れた
  • 自分が作ったアームがプログラムして動いた
  • プログラミングとクレーンキャッチャーが面白かった
  • 3Dプリンターで製作された部品で、マイクロビットを使ってできたロボットアームが楽しかった
  • ロボットアームを体験して、ロボットアームが繊細なことがわかった
  • 全部分かりやすく、楽しく教えてくれてとても楽しかった
  • 教え方が丁寧
  • 学生さんが1人1人について教えてくれるので分かりやすかった

成長した点については、「プログラミングが理解できて上達した」「ロボットの組み立てや操作ができ、自信がついた」「ロボットの仕組みがわかった」など、さまざまな手応えを感じたようです。

これから取り組んでみたいことについては「3Dプリンターを使ってみたい」「アームにカメラをつけてみたい」など、意欲的なコメントをたくさんいただきました。
また、「もっとたくさんやりたかった」「有料でもいいので、作ったものを持って帰りたい」など、今後の参考になる意見もありました。

高校生も小学生も楽しんだイベント

高校生も、参加した子どもたちも双方が楽しんでいました。高校生たちはやさしくサポートし、アームロボットの操縦がうまくいかなかった時は「惜しい!」等の声かけをして励まし、成功した時は共に喜んでいました。
参加者は親子連れがほとんどだったのですが、子どもたちだけでなく、保護者の方もロボットに興味を示してくださったことが印象的でした。