活動レポート

産業技術短期大学と連携、ロボット教材開発やイベントを実施

ロボメイツでは、産業技術短期大学様と産学連携で活動を行っています。尼崎市立尼崎双星高等学校で2021年度にロボメイツの授業を行い、ロボット開発などに取り組む情報技術部とも交流。その部員の一人が2022年に同市内にある工学系短大産業技術短期大学へ進学し、二井見博文教授に師事したことをきっかけに、同教授がロボメイツの趣旨に賛同して活動に協力してくださるようになりました。同年8月には産業技術短期大学様と株式会社エアグラウンドの産学連携が本格的にスタートしました。

 

二井見教授と共同で開発しているロボット教材は「ミニマル工場」といいます。ミニマルとは「最小限の」という意味で、ミニマル工場は小型のアームロボットや搬送用ロボット、ベルトコンベヤーを組み立てて動かし、机の上に「小さな工場環境」を再現するコンセプトの教材です。ミニマル工場を取り入れた授業を市内小学校向けに展開することを目標に、まずアームロボットの開発を中心に進めています。

 

また、実際に子どもたちにロボットの組み立てや操作をしてもらって、楽しさを味わう体験とともに、開発中の教材「ミニマル工場」の改良につながればと、2022年8月に同大でイベント「ロボット組み立て体験・キャンパス見学会」を開催しました。イベントでは地元の小学生のほか、ロボメイツに参加する尼崎双星高情報技術部の生徒も一緒に活動しました。

 

このように、教材開発やイベント開催をはじめ、日ごろからロボット教育に多大なるご協力をいただいています。地域の活性化や人材育成の観点からも、子どもたちが「楽しみながら知る・つくる・動かす」ロボット体験ができるよう、今後もさまざまな計画を共同で進めていきます。