ロボット関連の仕事

ロボット開発エンジニア

ロボットの身体と動きを作る仕事

ロボット開発エンジニアの仕事は、ロボット本体の設計、実際にロボットが行う動作のプログラミング、それに伴うセンサーの開発など、幅広い分野におよびます。

ロボット開発エンジニアを目指すためには、工業系の幅広い知識を、深く持つ必要があります。また、これまでにはないロボットを開発するためには、独創的な発想力も必要となってきます。
社会の中でロボットが活躍できる場所を見つける広い視野、それを形にする技術力・知識力、多くの人と協力して作業を進めていく協調性など、多様な能力が必要とされる仕事です。

ロボット開発エンジニア
ロボット開発エンジニア

仕事の流れ

(1)ロボットの仕様・用途の決定

ロボット開発エンジニアは、ロボットの規格を決める初期段階から作業に参加します。
現状の課題を把握し、ロボットを活用することでどのようにして課題を解決するのか、計画を立てていく必要があります。高い技術力だけではなく、顧客や社会が抱えている課題への理解力、それを解決する手段を考察する想像力が求められます。

(2)設計・開発

ロボットの開発が始まると、一般的にはセンサー、知能・制御、駆動の3つの専門分野に分かれて作業を行います。
これらの作業を総合的に取りまとめるマネージャーの役割を担う人物も必要であり、ロボット開発エンジニアとしての経験を積みながら目指していく役職になります。

(3)実験・検証

開発するロボットがある程度形になってきたら、動きや動作の実験や検証を行います。
プログラミング通りの動きが再現されているか、さまざまな状況や環境で実験・検証を行い、実用化に向けて完成度を高めていきます。