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活動レポート

神戸工科高校の生徒がロボット教材を量産、小学校の授業等で活用

ロボット製作に加えイベントで先生役、他校との連携も

昨年度に引き続き、ロボメイツ活動を実施

株式会社エアグラウンドでは、神戸市立神戸工科高等学校と昨年度(2023年度)からロボメイツ活動を始めました。同校の授業に当社が参加し、高校生がまず自ら学んで理解して、その内容を小中学生に教え、学び合う活動を通してロボメイツの「リレー型体験学習」を実践していきました。今年度も引き続き活動を継続し、さらに広げていくことができました。

  • ロボット教材の製作・量産
  • マイクロビットでプログラミング学習
  • 体験イベントの開催、子どもたちに教える先生役
  • 他校との連携、ロボット教材のレンタル
  • 活動報告会への参加

ロボット教材の製作・量産

今年度の教材は、インターネット上にある設計データをもとに作ったアームロボットです。同校の3Dプリンターを使ってパーツを作成し、生徒たちは組み立てや分解を通して構造について学び、コツコツと量産を進めました。

マイクロビットでプログラミング学習

今年度、ロボメイツではロボットを制御する教材として、マイクロコンピュータ「micro:bit(マイクロビット)」を導入しました。小中学生にとって視覚的にわかりやすく、パズルをはめるようにプログラミングできます。神戸工科高校でもこのマイクロビットを使い、生徒たちはサーボモータを制御し、ロボットを動かすプログラムを作りました。

体験イベントの開催、子どもたちに教える先生役

夏休みからはイベントなどに参加し、ロボット体験のワークショップを開催。生徒は参加者の前で教える先生役や、小中学生のそばについて声をかけ、質問を受けるサポート役を務めました。

12月には神戸を飛び出し愛知県へ。回を重ねていくうちに、小中学生にとって分かりやすい伝え方を考え、楽しく取り組める雰囲気作りやサポートの工夫をするなど、教える側の高校生にとってもさまざまな学びがありました。

ロボット体験の主な内容

ロボット体験では、参加した子どもたちが自分の手でロボットを組み立て、タブレットとマイクロビットを使ったプログラミングに挑戦。サーボモータ、可変抵抗器を制御し、アームロボットを操作して電磁石で対象物を動かすという目標に取り組みました。

他校との連携、ロボット教材のレンタル

今年度は、10月30日(水)に開催された尼崎市立上坂部小学校でのロボット授業で、他校との連携が実現しました。

  • 神戸市立神戸工科高等学校の生徒:ロボット教材の製作・量産、レンタル、メンテナンス
  • 尼崎市立尼崎双星高等学校商業学科の生徒:授業の先生役

神戸工科高校の生徒たちは、この授業のために40台ものロボット教材を製作し、授業当日は小学校の教室横にブースを出して参加。動かなくなったりトラブルが起きたりしたロボットをその場で修理するなど、メンテナンス担当として活躍しました。

活動報告会への参加・発表

2025年2月3日(月)、ロボメイツを運営する株式会社エアグラウンドと園田学園女子大学が共催する「尼崎でつながる地域の活動報告会」に参加。尼崎市立上坂部小学校、尼崎市立尼崎双星高等学校と連携した取り組みも含め、2024年度の活動報告を行いました。

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2023年度の教材などについては、下記の記事で紹介しています。
株式会社エアグラウンド公式サイト 活動ブログ
神戸工科高校で小中学生向けイベント「ロボット大作戦 ロボメイツ」