学校紹介

神戸市立神戸工科高等学校

学校データ

特徴

定時制課程(4年制)で工業技術科のみ。2年次から機械、電気、ロボティクスの3コースに分かれます。
同校は、ロボット・FA多目的学習システム、3Dプリンターを備えており、産業ロボットアームも3台あります。生徒たちは、実際にものづくりの現場で使われる機械を使って学ぶことができます。4年次の課題研究では、ロボットを作り、「ひょうご高校生ロボット競技大会」に参加するという活動もあります。

・所在地
兵庫県神戸市中央区脇浜町1-4-70
・ホームページ
神戸市立神戸工科高等学校
・動画(YouTube)
神戸市立神戸工科高等学校 学校紹介
神戸市立神戸工科高等学校 産業用ロボット紹介

ロボット活動への取り組み

授業内

・学科やコース
工業技術科 ロボティクスコース

・授業内でロボットを扱う取り組み
課題研究「ロボット制御(ロボメイツ)、二足歩行ロボット、リモコン式ロボット」など
2022年ひょうご高校生ロボット競技大会 リモコン式競技2位
同大会の動画はこちら(YouTube)

・同校で学べるロボット関連の学習内容
(座学)生産技術、電子計測制御、ロボット技術など
(実習)シーケンス制御、電子回路、自動制御、CAD製図など

課外活動

・ものづくり部、情報メディア部

ロボメイツとの協力体制

  • ロボット教材の量産
  • リレー型体験学習の実践
  • 校内でのロボット体験イベント

神戸市立神戸工科高等学校との協力体制は、2023年1月に大阪工業大学で開かれた「ロボットアイデア甲子園」がきっかけです。ロボメイツのブースを出展し、パンフレットや産業技術短期大学の二井見博文教授によるロボット教材の試作品を置いたところ、神戸工科高等学校の恒松良太先生が興味をもち、連絡をくださいました。ロボメイツを運営する株式会社エアグラウンド代表の畠中が二井見教授と同校を訪問し、翌年度から授業を行う協力体制ができました。

2023年度に入り、同校で課題研究の時間に「ロボメイツ」の授業を開始。産業技術短期大学の二井見教授が試作した「あまロボ」、「ミニマル工場」を神戸工科高等学校の生徒がコツコツ製作して量産するという流れでロボット教材を増やすことができました。

8月には、課題研究の生徒と生徒会メンバーが協力し、校長先生をはじめ多数の先生方にご尽力いただき、ロボット体験と学校見学を兼ねた子ども向けイベント「探して集めて有名ピザ店を超えろ!ロボット大作戦 ロボメイツ」を開催。ここで生徒の作ったロボット教材が大いに活用されました。
また、このイベントのテーマ「ピザ」は高校生のアイデアです。対象物をコンベアで運び、アームロボットがつかんで持ち上げ、回転台に載せるという一連の作業を、ピザ作りの工程に見立てたら小中学生が楽しめるのではという発想から生まれました。

ロボットの量産により、10月に行われた小学校の授業でも、児童がロボットに触れる機会が増えました。
市販のロボットでは5、6人に1台で全員が時間内に触るのは難しかったのが、教材「ミニマル工場」の量産によって2、3人に1台の割り当てとなり、より多くの児童が触れられるようになりました。
(2023年11月現在)


関連の記事