これまでの地元の尼崎市や近隣の高校、大学のインターンシップや授業などに加え、ロボメイツでは小学生との交流も開始しました。2022年夏からは子ども向けロボット体験会を順次開催しており、その第一弾として、尼崎城での夏休みイベントに協力し、ロボットプログラミング体験会を開きました。
尼崎城と近くの歴史博物館や中央図書館、商工会議所を会場に、ほぼ毎日のようにイベントを開く「尼崎城 夏休み カムカム エブリデイ」という楽しい催しが行われました。ロボメイツでは、8月4日に「夏のロボット体験会～アームロボットをプログラムして尼崎城を水害から守ろう！～」というイベントを実施。単に何かを動かすプログラミングではなく、会場の尼崎城にちなんだストーリーを設定し、尼崎には台風や洪水で水害に襲われた歴史があることから、イベントに参加する子どもたちのミッションを、「尼崎城の防潮堤となる壁を増築して、水害から守る」としました。
アームロボットで石の壁を築くため、初めはパソコンを操作してロボットを動かすことにチャレンジしました。大学生スタッフがやさしくサポートするなか、子どもたちはアームロボットが石に見立てたスポンジを資材置き場からつかんで運び、積み立てていくプログラムをパソコンに入力。その後、指示した通りに実際に動くか確認する、という流れで進めました。
スタッフの一人、関西国際大学の学生は「子どもたちは操作に慣れると自分から進んで取り組んでいたので良かった。最初はうまくいかず悩んでいた子がプログラミングに成功すると、顔が輝いていて、私もうれしくなった。人に教える時の伝え方を考えることも学びになった」と感想を話しました。
