地元・尼崎市にある産業技術短期大学で、イベント「ロボット組み立て体験・キャンパス見学会」を2022年8月25日に行いました。同大との産学連携が8月に始まり、機械工学科の二井見博文教授を中心に共同でロボット教材やカリキュラムを開発しており、このイベントは、教材のデモンストレーションや子どもたちにロボットを作って動かす楽しさを体験してもらうことなどを目的に開催。同教授や学生さんの協力のもと、地元の小学生のほか、尼崎市立尼崎双星高等学校情報技術部の生徒も参加しました。
イベントの狙いは2つ。一つは、教材「ミニマル工場」の開発です。子どもたちがロボットを使いこなせるように、「小学生同士で協力し、ロボットをつなげて自動化する生産ラインを机の上で再現したい」と考えて教材を作っています。もう一つは、地域との産学官の連携です。尼崎双星高校や産技短大と弊社との連携に加え、自治体や各種団体とのつながりを深めるため、尼崎市経済部や市教育委員会の方、一般財団法人近畿高エネルギー加工技術研究所(略称:AMPI<アンピ>)の方をお招きし、イベントの様子をご覧いただきました。
イベント用のロボット教材準備にあたっては、二井見教授と、エアグラウンドにアルバイトとして来ている同大の学生・上村さんに、企画から設計、製作まですべてにご尽力いただきました。材料を用意し、機械で切り出し加工して、手作業でパーツを分け、一つ一つの袋詰めまで行い、オリジナル教材を準備してくださいました。
当日は、産業用ロボット「パナソニック コネクトの溶接ロボット」の動画上映、アームロボット教材の紹介および組み立て実習、同大の学校見学という流れで行いました。ロボット組み立てや操作体験には小学生から高校生、大学生、大人まで夢中になって取り組み、高校生が小学生をサポートする姿も見られました。教材や教え方も含めて今後の参考として活かしていきます。