学校データ
特徴
2004年に神戸工業高等学校と御影工業高等学校が再編統合し、新たな時代のニーズに対応した高度専門人材を育成する新総合型工業高校として開校しました。機械、電気情報、都市、科学の4学科があります。
同校では、新しい技術を生み出し、社会に提供する側の立場となる生徒を育てる上で、「人や社会に優しいバランス感覚ある技術者」の育成を重視。知識や技術を学ぶだけでなく、技術や製品が社会に及ぼす影響、安全確保や法令順守、人権や著作権、環境負荷など多角的な視点を持つ教育に取り組んでいます。
・所在地
兵庫県神戸市中央区脇浜町1-4-70
・ホームページ
神戸市立科学技術高等学校
ロボット活動への取り組み
授業内
・学科やコース
電気情報工学科
・授業内でロボットを扱う取り組み
課題研究「ロボット制御(ロボメイツ)、ドローン、5インチ線路を走る電気鉄道製作」など
同校のブログ記事
「電気情報工学科課題研究『LEGOマインドストーム』」
「JR西日本 神戸~大阪 鉄道開業150周年イベント参加」電気情報工学科の課題研究:5インチ線路を走る電気鉄道製作
科学工学科のSTEAM実習
ロボットを使う課題解決型学習(例:歩く、演奏するなど)
同校のホームページ「特色ある専門的な授業」
ロボメイツとの協力体制
- リレー型体験学習の実践
- ロボット体験イベントへの参加
- ロボキャン(ロボットSTEAMスクール)での特別講義 など
神戸市立科学技術高等学校との協力体制は、2024年度より始まりました。きっかけは、2023年度に開始した神戸市立神戸工科高等学校の授業です。同校の恒松良太先生がロボメイツに興味を持ってくださり、課題研究の時間に授業を実施。ロボット教材を量産し、小学生向けに夏休みロボット組立、操作体験イベントを行いました。
恒松先生が隣接する科学技術高校の土井沙羅先生をこの体験イベントにお誘いくださり、土井先生がお手伝いをしてくださいました。
土井先生は、2024年2月に広島大学で開かれた、ロボメイツのロボット体験イベントにも参加してくださいました。
そして2024年度に、電気情報工学科で課題研究「LEGOマインドストームを使用したプログラミング学習」が開始されました。土井沙羅先生が担当し、生徒たちはそれぞれロボットの設計から製作、プログラミング、動作をさせる制御まで一貫して学習。ロボメイツ活動の一環として株式会社エアグラウンド代表の畠中が授業に参加し、講師を務めました。
8月には、ロボメイツの活動の一つであるロボットSTEAMスクール「ロボキャン」に同校機械工作部の生徒が参加。自作した二足歩行ロボットを持参して先生役を務める特別講座を行いました。ロボキャン受講生の小中学生は、高校生にやさしくサポートしてもらいながら、ロボットを操作してアスレチックなどに挑戦。小中学生と高校生が大好きなロボットを通じて盛り上がる、楽しいイベントとなりました。
同じく8月、神戸で行われたレスキューロボットコンテスト(レスコン)の併催イベントでは、ロボメイツと科学技術高校、神戸工科高校が合同でブースを出展。来場した子どもを対象にロボット操作体験会を開催しました。「ロボット操作でお菓子を取るゲーム」「ロボットカーの走行体験」「ロボットを自由に操縦する体験」などを実施し、小さなお子さんも高校生たちのサポートのもと、さまざまなロボットを動かして楽しみました。
このほか、ロボメイツの活動として、神戸の科学技術高校の生徒が尼崎の産業技術短期大学を訪問・見学する交流イベントを企画・運営するなど、さまざまな取り組みが始まりました。